先日連れて行って頂いたお店で、焼き目をつけた花菜(京都野菜の菜の花)のお浸しを食べて、
そういえば、以前こんなの作ってたなあ、と思い出した一皿。
菜の花の素材の持つほろ苦さと、焦げたほろ苦い風味は合います。
今回はかき菜(茎が短く、葉が長い日本在来種。こちらは本来北関東の伝統野菜だとか)で。
アンチョビの塩気だけで食べます。
鉄のフライパンを使って空煎りしして火を入れ、熱の入っていない、香り高いフレッシュなオイルを合わせると、茹でるより炒めるより、ずっと素材の味を感じられます。
温度が上がり、樹脂加工のものだとコーティングが痛むので、鉄のフライパンがない場合は網焼きか魚焼きグリルで。
洋風なようですが、これ、日本酒でもいけますよ。
同様に、焼いたブロッコリーも美味しいですが、それはまた次の機会に。
素材がよければ、こんなことしなくても焼いただけで、塩すらなくても美味いらしいです。
>ヨネごはん
●材料
かき菜、アンチョビ、オリーブオイル
●作り方
かき菜は茎が太ければ半分の太さに切り、鉄のフライパンに入れ、断面を押し付けるように、中火くらいでから煎り(油を敷かずに焼く)。
適当に返しながら焼き、葉が少し焦げ、茎がしんなりしてきたら取り出して皿に盛る。
刻んだアンチョビを散らし、美味しいオリーブオイルをひと垂らし。